一方でどちらの守備陣も集中を切らすことなく、互いに決定機を作ることはできずに時間が過ぎていく。前半に東福岡が作ったチャンスは右サイドを崩して榊原のシュートにつなげた9分の場面くらいだった。

 後半に入ると徐々に東福岡が攻勢を強めたものの、それでもゴールが遠い。海星のDF17須原吏紀(3年)とDF18木多遥士(3年)という両SBに体を張って進入を食い止められ、ミドルシュートはことごとくGK1内田遥登(3年)にセーブされた。

 終盤にはMF17竹下悠(3年)のシュートなど立て続けに決定機を迎えた東福岡だったが、70分間では決め切ることができずに結局PK戦へと突入。

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▽令和5年度全国高校サッカーインターハイ(総体)
令和5年度全国高校サッカーインターハイ(総体)