海星のDF須原吏紀らは粘り強い守備を披露した(写真=多田哲平)

 それでもPK戦でGK1笈西櫂大(3年)が活躍。相手の4人目のキックを見事にストップ。そしてキッカーは5人全員が決めて5-4で東福岡が勝利。辛くも競り勝った東福岡は2回戦で米子北(鳥取)と対戦することになった。

 東福岡の森重潤也監督は「やはり全国大会のトーナメントは雰囲気と緊張感が違う。海星高校も強かったので思ったことができなかったですし、決定機を迎えても、いつもどおりには決め切れなかった。それでもPK戦とはいえ勝ち上がれたことがなによりです」と安堵の言葉を口にした。

 また米子北との2回戦に向けて「1試合終えたので、少しはリラックスできると思うし、もう少し周りが見えてくるかなと。きょうできなかったことを明日に向けて修正したい。米子北はプレミアリーグでもやっていて、非常にタフで力強いチームなので、まずはきょうの疲労をしっかりリカバリーして、良いゲームができるように準備したいなと思います」と意気込んだ。

 かたや惜しくも敗れた海星だが粘り強さを十二分に示した。両SBだけでなくDF2相原一太(3年)とDF4岡崎颯大(3年)は対人能力を示し、攻撃ではMF11横山創土(3年)のドリブル突破が光った。

 海星の青柳隆監督は「粘り強く守れるという手応えは、ある程度はありました。あとはワンチャンスをモノにできれば良かったのですが……。また選手権でも三重県予選を勝ち抜けるよう、しっかりトレーニングしないと。連係がまだまだなので、そこの精度を上げて得点できるようになっていけたらと思います」と再びの全国出場を期した。

(文・写真=多田哲平)

▽令和5年度全国高校サッカーインターハイ(総体)
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