米子北 vs 日大藤沢(写真=会田健司)

 佐藤監督も「3試合目で自分たちらしい試合が出来ましたね。今日がベストゲームでした」と手放しで勝利を喜んだ。

 「自分たちの土俵だけでやれるのは県内だけ。(全国では)相手の土俵でもやれないと」と指揮官。「3戦目で、米子北で、プレッシャーが速くて、プレミアで、格上で、と色んな事を捨ててこの試合で人生を変えよう!」と言い訳に出来てしまう要素が沢山ある中で、それを全て排除する強いメンタリティが日大藤沢のこの快勝劇を生んだ。

 自分たちの強さを再確認出来た試合でもあり、油断や慢心の怖さも知ったこの3試合。全国8強入りを果たした日大藤沢イレブンは1日の休養を挟み、市立船橋と激突する準々決勝で新たな試練に挑む。

 

(文・写真=会田健司)

▽令和5年度全国高校サッカーインターハイ(総体)
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