桐光学園のMF齋藤俊輔の先制点が決勝ゴールに(写真=多田哲平)

 またボールを奪えば、左のMF11齋藤俊輔(3年)と右のMF10松田悠世(3年)という両サイドハーフの突破力を活かしながら打開を図っていった。

 すると11分に先制点をゲット。敵陣中央でボールを持った齋藤が右足を思い切り振り抜き強烈なシュートをゴール右隅に叩き込んでみせた。尚志GK16角田隆太朗(3年)が懸命に横っ飛びしても触れないスーパーミドルだった。

 その後、クロスでピンチを迎えるも、GK1渡辺勇樹(3年)の好セーブで凌ぎ、1点のリードで試合を折り返す。

 後半に入っても桐光学園は守備の強度を落とすことなく試合を進めていく。MF7安斎悠人(3年)、MF10若林来希、FW9網代陽勇(3年)、FW11桜松駿(3年)といった尚志の強力なアタッカー陣をDF4平田翔之介(3年)とDF5川村優介(3年)のCBコンビを中心にはね返していった。

 結局、小西をはじめとした波状プレスは最後まで綻びを見せず、尚志をシャットアウト。見事に1-0で勝利し、ベスト4に名乗りを上げた。

 桐光学園にとっては狙い通りの勝利だった。鈴木監督は試合後に「『熱い試合』に持ち込むのが狙いでした。尚志さんは前回の3回戦で、夜に時間が変更になり、しかもかなりタフなゲームを戦っている。だから最初から飛ばしていこうと、そう思って『戦うこと』を強調して送り出しました」と、作戦を明かした。

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