初めてのベスト4の舞台でもまったく臆することはない。明秀日立は立ち上がりからハイプレスで相手に圧力をかけて、ボールを奪えば鋭いショートカウンターを展開。先制点は開始わずか4分だった。右サイドで相手のミスを逃さずボールを奪ったDF8長谷川幸蔵(3年)からのパスがDFに当たって逆サイドにこぼれると、これを拾ったFW11石橋鞘(3年)がゴール右に流し込んだ。

 それからは次第に日大藤沢にはボールを握られていったが、それでも連動したブロックで決定機を作らせない。そして29分、またも右サイドからショートカウンターで追加点を得る。FW16柴田健成(2年)のクロスからFW9熊﨑瑛太(3年)が頭で合わせると、それがゴールに吸い込まれた。

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▽令和5年度全国高校サッカーインターハイ(総体)
令和5年度全国高校サッカーインターハイ(総体)