対するは3大会ぶりの優勝を目指した桐光学園。3大会ぶり15回目の出場となった今大会は、初戦(2回戦)で成立学園(東京2)を3-1で破ると、続く3回戦では帝京大可児(岐阜)に3-1で勝利。準々決勝ではプレミアリーグ所属のタレント軍団・尚志(福島)を1-0で撃破。準決勝では古豪復活を掲げる国見(長崎)との接戦をPK戦の末に制してきた。

 初めての決勝にもかかわらず先手を取ったのは明秀日立だった。立ち上がりからフルスロットルで桐光学園に圧力をかけていく。ボランチのMF6大原大和(3年)は運動量豊富にピッチのあらゆるスペースを埋め、DF5山本凌(3年)とDF3飯田朝陽(3年)のCBコンビは相手のロングボールをはね返していった。

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▽令和5年度全国高校サッカーインターハイ(総体)
令和5年度全国高校サッカーインターハイ(総体)