“神奈川王者”に輝いた桐光学園(写真=志水麗鑑)

 桐光学園は3ゴールを奪ってからも足を止めず、前線からプレッシャーをかけ続ける。がっちりとハマったハイプレスは貫禄すら感じさせる圧巻の出来で、72分にはショートコーナーから最後はゴール前のFW丸茂が詰めて4-0と日大藤沢を突き放した。

 桐光学園は交代カードを切りながら、最後まで走力でも日大藤沢を圧倒し、4-0でタイムアップ。完勝で“神奈川チャンピオン”に輝いた。

 鈴木勝大監督は試合後、「プレッシャーをかけないとラインが下がりますし、ゴールから遠のいてしまいます。高い位置でボールを奪いに行くことを、この暑い夏にタフにやり続けると、冬に成長が顕著に出る。チャレンジできました」と選手たちの健闘を称えた。

 また指揮官は、「昨日の準決勝、今日の決勝と連戦のなかでも走力が落ちなかったし、タフに戦い、最後に身体を張れていました。これを最低基準にしながら、彼らがさらに成長できるようにアプローチしたいです」と、インターハイに向けて意気込んだ。

(文・写真=志水麗鑑)

▽令和5年度全国高校サッカーインターハイ(総体)神奈川予選
令和5年度全国高校サッカーインターハイ(総体)神奈川予選