東京学館 vs 検見川(写真=小室功)

 東京学館は一体感があり、チーム愛にあふれ、骨太だ。どんな状況に置かれてブレない、マインドの強さがある。それは平迫監督の日ごろの指導によるところが大きい。

 「今日のように雨が降っていたり、寒かったり、逆に暑かったり、いろいろな天候がありますが、そういう環境を受け入れて、すべて味方にしてしまおうと話しています。雨だと、自分たちのサッカーができないと考えるのではなく、雨を味方にするようなサッカーをすればいい、と。私が選手たちに求めているのは“常に戦えるチームになろう”ということです。今日は最後までそういうサッカーをしてくれました。本当に頼もしかったですね」(平迫監督)

 難敵にもひるまず、全力を出しきる東京学館。試合を重ねるごとに成長していく。今年の県選手権予選で、新たな風を巻き起こしそうな予感が漂う。

(文・写真=小室功)

▽第102回全国高校サッカー選手権千葉予選
第102回全国高校サッカー選手権千葉予選