四日市中央工(写真=会田健司)

 なんとかボールを繋ぎたい四日市中央工だったが、相手の圧力に押され長いボールを蹴らされる展開が続く。しかし、前半の終盤になるとMF10片岡空良(3年)を中心にパスが繋がりだし、後半に望みをつなぐ。

 後半に入ると流れは一気に四日市中央工に傾く。次々と決定機を作ると48分、スルーパスで中央右を抜け出した片岡がGKとの1対1を制しゴール左に流し込む。遂に四日市中央工がゴールをこじ開け試合は振り出しに。

 四日市中央工はその後も主導権を握り攻め続ける。しかし、GK17高田翔(2年)のビッグセーブで勝ち越しを許さなかった清水桜が丘が持ち直す。

 すると66分、清水桜が丘は右サイドを縦に突破した岡谷のクロスがバーに当たり跳ね返ったところを五十嵐が頭で合わせる。これはGKに防がれるも五十嵐がこぼれを押し込みネットを揺らした。

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▽令和5年度東海高校サッカー大会
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