廣末陸(青森山田)
プレミアリーグEAST王者・青森山田vsプレミアリーグWEST王者・サンフレッチェ広島F.Cユース。3年ぶりに高校vsユースチームとなったこの一戦は、12500人を超える観客が見守る中キックオフとなった。
サンフレッチェ広島F.Cユースは序盤、山根永遠が執拗に青森山田ゴールにプレッシャーをかけるも、GK・廣末陸を中心にした青森山田守備陣は冷静に対処。前線へとパスを送りチャンスを作り出す。
前半16分、青森山田は嵯峨理久が中央を突破しシュート。これをサンフレッチェ広島F.CユースGK・大迫敬介が好セーブで弾いたところを高橋壱晟が押し込むも、惜しくもオフサイド。続いて20分過ぎにはサンフレッチェ広島F.Cユースが波状攻撃を繰り出すも、体を張って守り抜く青森山田。組織としても個々としても守備への集中力と意識の高さを見せつける。
その後は互いに、リーグ戦では青森山田が17、サンフレッチェ広島F.Cユースが16とともに失点の少ないチーム同士の安定した守備を披露。局面での激しさはあるものの、互いにあらかじめチャンスの芽を摘んで決定的な場面を作らせないじりじりとした試合展開に。90分、そして延長20分を戦っても決着はつかず、PK戦へともつれ込む。