都立片倉 vs 大成(写真=松尾祐希)

「失点は余計だった」と豊島祐介監督が振り返った通り、軽率な失点からリズムを崩したのは反省点。相手の勢いに押され、自分たちのペースに戻せなかった点も含めて課題が残った。

 だが、舟山や塚本といった核になる選手にゴールが生まれたのは明るい材料。キャプテンのGK川邉陽斗(3年)が長期離脱中で今季中の復帰が絶望視されるなか、チームを牽引するアタッカー陣の活躍は意味がある。次戦は6月の関東大会を制している修徳。東京随一のタレント集団にどのように立ち向かうのか。「まとまりが出てきている」とは松井の言葉。チームワークを武器に決勝進出を目指す。

(文・写真=松尾祐希)

▽第102回全国高校サッカー選手権東京予選
第102回全国高校サッカー選手権東京予選