長崎総科大附 vs 国見(写真=藤原裕久)

 後半も長いボールをベースにサイドでは甲斐智也がドリブルでの突破を仕掛け、中盤では大屋麻尋、仲宗根惺がピンチの芽を摘んでいく長崎総科大附。48分には甲斐の突破から逆サイドの金城琉煕がゴール前に入り込み追加点を奪い2-0。

 これ以上、点差をつけられたくない国見は57分にエースFW西山と左SBの古川聖來を下げて、山崎夢麓と椛島眞於を投入。するとその山崎が58分にゴールを決めて1点差。さらにカウンターから決定機を作っていくが、再びここで立ちふさがったのが長崎総科大附のGK山口。60分の決定機をファインセーブで防ぎ国見に同点弾を許さずチームを守り立てる。

 どうしても1点がほしい国見に対し、長崎総科大附は63分に攻撃の切り札、尾島栞蓮を投入すると、その尾島の突破から67分に福島が勝負を決める3点目。その後も球際の強度を落とさずに守る長崎総科大附は、終盤に時間を稼いで時計を進めるしたたかさも見せ3-1で試合を終了。今年の初タイトルと同時に最も欲していた選手権出場権を勝ち取った。

【次のページ】 決勝 長崎総科大附 vs 国見(3)

▽第102回全国高校サッカー選手権長崎予選
第102回全国高校サッカー選手権長崎予選