徳島科学技術が初の決勝進出!5度の選手権出場を誇る鳴門に逆転勝利

徳島科学技術が初の決勝進出

 また一つ学校の歴史を塗り替えた。

 11月4日、第102回全国高校サッカー選手権徳島予選の準決勝が行われ、昨夏のインターハイに創部以来初となる全国大会出場を果たした徳島科学技術が、5度の選手権出場を誇る鳴門を3-2で下した。

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 徳島科学技術は序盤から追い掛ける形となり、常に後手を踏む展開になった。6分に鳴門のCB矢野翔太(3年)にゴールを許すなど、序盤から相手に押し込まれるシーンが散見。自陣で耐える時間帯もあったが、徐々にペースを取り戻す。縦に速い仕掛けやアイデアに富んだプレーでチャンスを作り出し、25分にはMF河野尚輝(3年)からパスを受けた右SBの赤尾凌空(3年)がネットを揺らして試合を振り出しに戻した。このまま一気に流れを掴むかに思われたが、この日は簡単に事が運ばない。後半開始僅か4分の出来事だった。CB松下大河(3年)が自陣でパスミス。主将・GK山口真広(3年)へのパスがズレてしまうと、ルーズボールを拾ったFW吉井寛太(3年)にネットを揺らされてミスから失点を喫した。

鳴門 vs 徳島科学技術

 再び許したリード。気落ちしてもおかしくないシチュエーションだったが、選手たちは意に介さず、顔を上げて再び攻撃に打って出た。60分を過ぎた頃からはハーフコートゲームの様相となり、両サイドから次々にクロスを放り込む。セカンドボールも出足の鋭さを見せ、即座に回収して2次攻撃に繋げた。その猛攻が実ったのは、78分のこと。右ウイングのFW森生成(3年)がゴール前にボールを入れると、FW扶川魁一(3年)が頭で合わせた。これで同点に追い付くと、直後の80分には扶川の右クロスにセットプレーの流れで攻め残っていた松下が、ミスを挽回する値千金の逆転弾。豪快にヘディングで決め、ついにこの試合初めてのリードを奪った。

 残された時間は集中力を切らさずに守り、このままタイムアップ。撃ち合いを制した徳島科学技術が冬の選手権では初の決勝進出を決め、初の本大会出場に王手を掛けた。


▽第102回全国高校サッカー選手権徳島予選
第102回全国高校サッカー選手権徳島予選