市立船橋 vs 青森山田(写真=矢島公彦)

 同点にしたのは34分だった。佐藤の縦パスを右サイドで受けた太田が、中央に進入してラストパス。これをフリーの久保原が右足で確実に蹴り込んで追い付いた。

 久保原はこの5分後にも、守備ラインを破る縦パスを胸でトラップし、ボールを絶好の位置に落としたが、少し持ち過ぎて放った決定打は、左SB小沼蒼珠(2年)に間一髪のところでブロックされた。

 後半の青森山田は思ったような攻撃に持ち込めず、25分に送り込まれたFW津島巧(3年)が記録した2本だけ。守備に追われる時間が長くなった。

 後半は市立船橋が優勢に進めたものの、互いに勝ち越し点を奪えずPK戦での決着となった。市立船橋は帝京長岡との2回戦でPK戦を経験済みだ。

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▽第102回全国高校サッカー選手権
第102回全国高校サッカー選手権