青森山田GK鈴木将永(写真=矢島公彦)

 先蹴りの青森山田は5人のうち4人が確実に沈め、GK鈴木将永(3年)が市立船橋の先頭と4人目のシュートを弾き飛ばし、4-2で勝った。

 一昨年10月から指揮を執る青森山田の正木昌宣監督は、「相手が力強く、攻撃力もあったのでかなり難しい試合になったが、うちは守備力が強みなので我慢強く守ってくれました」と2点目をやらなかった守りを褒めた。

 守護神は「(PK戦には)冷静に入れた。過去のデータを頭に入れてもうまくいかないので、磨き上げてきた感覚を信じました。一番手を止めると流れに乗れると思った」と、してやったりの表情を見せた。

 正木監督も「うちには絶対的に信頼できるGKがいるので、準備してきたものを出せて良かった」と指揮官になって初の決勝進出が嬉しそうだった。              

(文=河野正 写真=矢島公彦)

▽第102回全国高校サッカー選手権
第102回全国高校サッカー選手権