得点を喜ぶ西武台の選手たち

 攻守が目まぐるしく入れ替わる展開が続いていた前半23分、西武台はMF泉谷俊(2年)のパスを預かったFW鈴木洸晴(2年)がマーカー1人をかわして先制点を蹴り込んだ。これで勢いづくかと思われたが、攻勢に出たのは昌平で、あっと言う間に2失点して逆転を許した。

 28分のボランチ中松陽太(2年)の強烈なシュートに続き、32分のMF甲斐田裕大(2年)の決定打も相手GK松田聖也(2年)のビッグセーブに阻まれ、同点機を逃していた。しかし36分、MF岩谷勇仁(2年)が、軽やかなドリブルで持ち込んで同点ゴールを決めると、アディショナルタイムには中松のパスを受けた左SB佐藤公輝(2年)の左クロスを甲斐田が右足で合わせて勝ち越し点を奪った。

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▽令和5年度埼玉新人戦(新人選手権大会)
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