昌平 vs 西武台

 西武台の関根雄太コーチは逆転された前半について、「相手はセカンドチームだが、プレミアリーグに臨むトップチームのつもりでやろうと送り込みました。でも何人かの選手は戦えていなかった。鈴木(洸)みたいにもっと強気でやってほしかった」と、強いイメージばかりが染み込む“昌平”という響きに後手を踏んだことを課題に挙げた。

 ハーフタイムの檄が効いたのか、後半開始1分にFW遠藤秀悟(2年)がいきなり強シュート。相手GK白根翼(2年)の好守に阻止されたが、4分には後半開始から出場したMF太田和希(1年)がバーをたたくヘディングシュートを放った。13分の鈴木洸の一撃も白根にセーブされたが、前半とは一変して前に出るアグレッシブな姿勢を示した。

 そうして26分、遠藤の右クロスを右足ボレーで捕らえた鈴木洸が同点弾をたたき込み、2-2で延長戦に突入する。

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▽令和5年度埼玉新人戦(新人選手権大会)
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