飯塚 vs 鵬翔

 後半に入ってから不用意なパスミスで攻撃のリズムを作れず、長いボールが増えていた飯塚も16分には反撃を開始。左サイドを駆け上がったDF11小金丸稜将(2年)のパスから、FW9古川公琉(2年)がゴール前を抜け出してシュートを放ったが、GK1酒井飛鳥(1年)に阻まれた。このカウンターから山中が中央を仕掛けて、MF7長友蔣真(1年)が左クロスを上げるなど一進一退の攻防は続く。

 熱戦に終止符を打ったのは27分。元木の右クロスから、MF9河野來心虹(2年)、FW13佐藤貢瑛(1年)と繋いで最後はDF4上野莉久斗(2年)が左足でミドルシュート。この一撃がゴール右下に突き刺さり、鵬翔が2-1で勝利。この結果、第4ブロックを首位通過した。3連勝のうち2試合が逆転勝利と苦しみながらの勝ち上がりだが、積み重ねた経験値は大きい。上永監督は「良い試合をして、良い自信を付けたので良かった」と収穫を口にした。19日の準々決勝で鵬翔は神村学園(鹿児島2)、飯塚は大津(熊本1)と対戦する。

(文・写真=森田将義)

▽第45回九州高校U17サッカー大会
第45回九州高校U17サッカー大会