市立浦和 vs 明秀日立

 ホストチームでB組の市立浦和は3-2で明秀日立に競り勝った。

 前半5分、1トップの田中悠真(3年)が右から惜しいシュートを放ってリズムをつかんだ市立浦和は9分、MF山崎倖汰(2年)が相手ボールを奪ってから強烈な先制ゴールを突き刺した。

 出端を折られた明秀日立だが、まずこの2分後に相手のクリアミスを拾ったMF荒春輝(3年)が、左のMF山下太一(2年)に絶好のパスを配給すると、山下がGKとDFをかわして同点弾を蹴り込んだ。1分後には相手のバックパスをさらったMF貝原利空(2年)が続いて、あっと言う間に試合をひっくり返した。

 雨脚が強い上、強風が吹きつけるコンディションとあり、パスやボールコントロールにミスが出て両チームとも思った通りの展開に持ち込めず苦戦した。

 1点を追う市立浦和は後半8分、田中の右クロスを相手GKがファンブル。山崎がこぼれ球を押し込んで追い付くと、14分にはMF嶋田秀太朗(2年)の突破からPKを獲得し、これをMF高橋隼(3年)が確実に沈めて決勝点とした。

【次のページ】 予選リーグ 市立浦和 vs 明秀日立(3)

▽第43回浦和カップ高校サッカーフェスティバル
第43回浦和カップ高校サッカーフェスティバル