市立浦和 vs 明秀日立

 新年度で就任6年目を迎えるOBの大野恭平監督は、「今日はあきらめずに最後までよく戦ってくれた」と総括。2月の新人大会後の練習試合では、ミスから失点を重ねることが多く内容も結果も芳しくなかったそうだ。それだけに「浦和カップで上昇するきっかけをつくりたかった。私が就任してからの最高成績が38回大会の3位ですから、優勝したいですね」と好スタートにまずまずといった表情を見せた。

 今季の県S1リーグは、4月7日の開幕戦で聖望学園と対戦する。一方、後半の明秀日立は9分に山下が決定的な一撃を放ったほかは、相手の厳しい守備もあってなかなかビッグチャンスをつくれなかった。全国高校選手権に先発した陣容はGK重松陽(3年)だけで、レギュラーだったMF柴田健成(3年)や途中出場した竹花龍生、阿部巧実の両MF(ともに3年)は控えだった。

 萬場努監督に代わって指揮を執った伊藤真輝コーチは、「ストロング・アンド・テクニカルというのがうちのスローガンで、インターハイを制した昨年のチームに比べるとテクニックは上ですが、力強さはまだまだ足りません」と述べる。

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▽第43回浦和カップ高校サッカーフェスティバル
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