後半、国士舘は前線から激しくプレスをかけ、カウンターからチャンスを作るも、なかなかシュートまで持ちこむことが出来ない。

　一方の東京朝鮮中高級学校は、セカンドボールを拾うようになる事で、徐々に流れが東京朝鮮中高級学校に傾き始める。得点にこそ繋がらないが、幾度となくフィニッシュをシュートで終える展開を作り出す。

　後半23分には東京朝鮮中高級学校はペナルティエリア付近、鋭いドリブル突破を図り、相手DFが思わずファールでこれを防ぎ、絶好の位置でFKのチャンスを得る。これを10番・リ・キョンチョルが直接狙うも、わずかに逸れ得点とはならず。

　両チーム、無得点のまま迎えた後半アディショナルタイム。この日一番のチャンスが東京朝鮮中高級学校に訪れる。国士舘DFの一瞬の隙をついた10番・リ・キョンチョルのスルーパスに、11番・リャン・ヒョンジュが抜け出し、ゴール前フリーでシュートを放つ。しかし国士舘GKが素晴らしい反応をみせ、ファインセーブ。ここでも得点を許さない。

　結局スコアレスドローのまま、試合は終了。両チーム勝ち点1ずつを分け合う形となった。

　まだまだ開幕したばかりのT2リーグ。次節、東京朝鮮中高級学校は3月7日（土）、現在2連勝中と勢いに乗る東京実業と。国士舘は3月12日（木）、FC東京U-18（B）とそれぞれ対戦する。

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