最後まで諦めなかった都立深川イレブン

 後半、最初にチャンスを迎えたのは都立深川。3分、右サイドでMF瀬戸がドリブルで2人3人と相手をかわすと中で待つフリーのMF高野にグラウンダーのパス。しかし高野のシュートは枠をとらえきれずがゴールならず。すると今度は都立淵江がチャンスを迎える。FW多田がスルーパスに反応しDFラインの裏に抜け出すがシュートまでに時間をかけてしまい戻ってきたDFにシュートをブロックされてしまう。更に都立淵江は決定機を作るが都立深川の懸命なディフェンスに阻まれゴールを奪えない。

 都立深川は20分にFW木本がサイドを突破し中へボールを送り、中央でMF松井が合わせるがヒットせず力なくGKの手に収まってしまう。24分にもゴール前でGKをかわしてFW木本がフィニッシュを放つがゴールライン上でDFにクリアされてしまいチャンスを生かすことができずにいると、都立淵江は36分に右サイドを抜け出したFW韓がクロスをあげMF茂山がしっかりと合わせてスコアを3-0にする。

 残り時間わずかになっても決して諦めずゴールを目指す都立深川。最後の猛攻も実を結ばず3-0で試合終了のホイッスルが鳴り響く。冬に繋がる夏の熱い戦いを制したのは都立淵江。2回戦へと駒を進めた。

(文・写真 佐々木竜太)