帝京が國學院久我山を撃破
中瀬大夢がV弾!昨年度全国準優勝の國學院久我山が帝京に敗れ2次予選1回戦で敗退
9月10日、第95回全国高校サッカー選手権大会東京大会2次予選1回戦「國學院久我山対帝京」の注目の一戦が行われた。昨年度の高校サッカー選手権全国準優勝の國學院久我山はお馴染みの白のユニフォーム。選手権出場34回を誇る名門・帝京は黄色のユニフォームに身を包み、両者誇りと伝統を賭けて勝負に臨んだ。
前半開始と共に激しいゲームとなる。開始早々帝京がコーナーキックからゴールを決めたかと思うシーンがあるも、これは幻のゴールとなる。
國學院久我山はDFラインに山口隼介、上加世田達也、中野英寿、井上翔太を敷き、ゲームをコントロールさせ、中盤には知久航介、名倉巧、高橋黎のテクニカルな選手を兼ね備え、左ウィングには快速の安藤謙生、右ウィングには確かな技術と駆け引きで勝負が出来る澁谷雅也、トップにはターゲットとして金田直輝がいる。上加世田、中野が後ろから組み立てるのか、金田もしくはウィングに蹴るのかを判断し、蹴る場合は全体がセカンドに対して素早く反応する。ポゼッションする事に加え、中盤を省略しても、ゴールに迫る術を得た國學院久我山。
対する帝京は全体的に身体が大きい選手や足が速いなど特徴のある選手が組織的な守備からのカウンターと言うチームのルールを徹底し、穴がないチームを作ってきた。原田祐次郎をリーダーに市川雅、菅原光義、青柳寛巳で形成されるDFライン。左から遠藤巧、五十嵐陸、高橋心、サントス・デ・オリベイラ・ランドリックの強靭なフィジカルを誇る中盤、そこに小田颯大のポストプレーと中瀬大夢の裏抜けと非常にバランスの良いメンバーが配置された。