試合風景

ベガルタ仙台ユースの佐々木翼(左)、今野滉也(右)

ベガルタ仙台ユースが5発快勝!鹿児島実業を退ける

 和倉ユースフェスティバル2日目、Jグループの予選リーグの一戦として、鹿児島実ベガルタ仙台ユースの試合が行われた。

 試合はボールを持ちながらもスペースを見つけたら、蹴って裏のスペースを使ってくるベガルタ仙台ユースと前からプレッシャーを掛けてくる鹿児島実という構図になった。前半11分、ベガルタ仙台ユースは2番渡邊知生の正確なフィードに9番今野滉也が裏に抜け出し技ありループを決める。続く前半17分、ベガルタ仙台ユース11番佐々木翼の右サイドからの突破から18番藤村涼平がヘディングを決める。更に前半22分10番阿部からの正確なフリーキックに5番樫崎桂太が打点の高いヘディングで3-0とリードを広げると前半27分にも追加点を挙げリードを4点に広げる。一方、鹿児島実業は32番山本、9番吉原の様に機動力があるFWが精力的にボールを奪いに行くが中々ボールを奪えないまま前半終了を迎えた。

 後半に入ってもベガルタ仙台ユースの勢いは止まらない。後半14分に17番齋藤耀之介の左サイドのクロスから9番今野がこの試合3得点目となるゴールを決め、5-0と試合を決定づける。鹿児島実業は後半、裏抜けや中盤での連動されたインターセプト等、数々の仕掛けを用意してきたが、後一歩のところでベガルタ仙台ユースに阻まれてしまう。鹿児島実業はGK大石や4番杉山を中心に最後まで粘り強く頑張るも、ボールを保持し、効果的にスペースを使ってくるベガルタ仙台ユースの前に屈する形となった。

(文・写真 石津大輝)