4月19日、T4リーグ第3節「創価vs都立保谷」の一戦が創価高等学校グラウンドで行われた。

 都立保谷は粘り強い守備からの速攻を得意としT4リーグ未だ負けなし。
対する創価は今年度からT4に昇格し、コンパクトな守備とボールポゼッションで、T3リーグ昇格へ向けた初戦を3-1で勝利。互いに違うスタイルで戦う両者。果たしてどちらが昇格へ向けた貴重な勝ち点を得るのか。

 試合開始早々、都立保谷が中盤でボールを奪うと14番・小林洸大と48番・柳田玲生のコンビから素早いカウンター。コーナーキックのチャンスを得る。創価はキャプテン・土谷竜也と守護神の宮本泰誠 を中心に堅実に跳ね返すも、セカンドボールを拾えず都立保谷がやや優位に試合を進める。

 創価は前半13分。FW10番・望月響と1年生FW9番・安齋幸一のコンビで都立保谷ゴールへ迫るが、8番・青木哲平が指揮を振るう守備陣を切り崩せない。さらに立て続けに、4番・土谷竜也のロングボールを11番・茂山が頭で落とし、走りこんだ3番・田坂勇人がボレーを放つもこれは惜しくもバーを叩く。

 負けじと都立保谷も前半23分。センターライン付近でボールを奪うと、14番・小林洸大のロングボールを11番・青柳徹が絶妙な落とし。それを走りこんだ10番・五十嵐彰大がミドルシュートを放つもこれはバーの上を越えてしまう。

 その後も激しい攻防が続き、試合が動いたのは前半30分。フリーキックからチャンスを得た創価。10番・望月響が蹴ったボールをキャプテン土谷が叩き込み1-0。貴重な先制点を奪った。

 同点に追いつきたい都立保谷も14番・小林洸大、7番・篠恵太が積極的な中盤からの仕掛けをみせチャンスを作り出すが得点には至らない。逆に相手が前掛りになった隙をついた創価は、前半終了間際の45分。ゴール前の混戦から、相手GKが前に出ていた所を見逃さず10番・望月響がミドルシュート。綺麗な弧を描き2点目を奪った。

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