流通経済大柏イレブン

熊澤和希がV弾!長崎総科大附を下し流通経済大柏が4強

 フィジカルに定評がある2チームの対戦は序盤から見応えのある好ゲームとなった。

 全国大会初の4強入りを目指す長崎総科大附は、空中戦で抜群の存在感を見せる西原先毅を起点に攻撃を展開。このセカンドボールに最前線のU-18日本代表の安藤瑞希が素早く反応し、迫力のあるアタックを序盤から仕掛けていった。対する昨季の準V校・流通経済大柏も負けていない。相手がロングボール主体で攻め込んで来たが、U-17日本代表の関川郁万を軸にシャットアウト。パワーを生かした守りで相手を徹底的に潰す作業を行っていく。ピッチ上の至る所で激しいプレーが繰り広げられる両者の攻防。見応えも十分の一戦は、簡単に均衡が崩れない様相のまま前半を折り返した。

 互角の戦いで迎えた後半。先に試合を動かしたのはセットプレーを生かした長崎総科大附だ。岩本蓮太がロングスローをゴール前に放り込むと、GK薄井覇斗と関川が接触。すると、ボールはファーサイドに走り込んでいたエース・安藤の下へ。フリーになっていた点取り屋は迷うことなく左足を振り抜くとネットに突き刺さり、試合を優位に進めることに成功した。

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