後半も勢いに勝る東海大菅生だったが、暑さもあり徐々にパフォーマンスに陰りが見え始める。そんな中、後半13分。東海大菅生ディフェンスラインの裏に抜け出した実践学園9番MF村上圭吾をゴールキーパーが倒してしまいPKの判定。実践学園キャプテン2番DF尾前祥奈が落ち着いて左隅へ流し込み、スコアを2-0とする。ここから試合は俄然実践学園ペースに。同25分、ロングボールが右サイド14番MF大関友貴にわたりアーリークロス。中央で7番FW前原龍磨が合わせるもゴールならず。同37分、19番村木龍晟が右のスペースでボールを受けるとドリブルで仕掛け、DFを1人かわしシュートもボールはゴールやや左へ。試合はこのまま終了。2-0で勝利した実践学園が5年ぶり3回目のインターハイ出場を決めた。

(文・写真 甲斐雅人)