キャプテン石田侑資(写真=小室功)
「また全国にいきたいな」
「もちろん、いきたいよな」
「“いきたい”じゃないだろ?“いかなくちゃだめ”だよ」
「そうだな。いかなくちゃだめだな」
「いこうぜ、また全国!」
【レポート】決勝点は延長後半終了間際!激戦の末、市船が2年連続23回目の全国へ
激戦区の千葉県を2年連続で勝ち抜いた市立船橋の選手たちは、日ごろからこのような会話をしていたのではないか。全国行きの切符獲得は願望ではなく、自分たちに課した必達目標だったに違いない。
前年度の雪辱を果たすためにも――。
現在3年生の石田侑資(CB)、佐久間賢飛(ボランチ)、木内拓海(左MFもしくは左アウトサイド)、八木智哉(MF)は2年生のときに全国選手権を経験している。彼らは2020年1月2日、初戦の日章学園(宮崎県)戦にスタメン出場。0-0からPK戦で敗れるという苦い経験を味わっている。そして、その試合のベンチには細江彦太(GK)、菅谷暁輝(CB)、岩田夏澄(MF)が座っていた。
▽第99回全国高校サッカー選手権千葉予選
第99回全国高校サッカー選手権千葉予選