Jリーグのモンテディオ山形やベガルタ仙台、栃木ＳＣ、サガン鳥栖など複数のクラブで主務を担当してきた学科長の荒井厚志先生に、どんな人がマネージャー業に向いているのか尋ねると、「最終的には気の利く人間がチームに重宝されると思います。目配り気配りができて、やる時はぱっと迅速に、臨機応変に行動できる人材を育成していくのが役目だと認識しています」と述べた。

　荒井学科長はいろんなクラブに知人、友人がいることでインターンシップでは様々なクラブに学生を受け入れてもらうよう尽力している。学生には2年間を大切に過ごし、自分たちの夢をかなえてもらいたいと伝えている。

　「まだまだ足りない面はありますが、やはり2年生は1年間経験を積んできて成長しました。だいぶ実践に近いところまできています」

　荒井学科長が目指すスキルと柔軟性、気配りのレベルを身に付ければ卒業後、希望する職種にたどり着ける可能性は大きいのではないか。　　　　　　　　

(文・写真＝河野正)