本格的な新チーム始動が目立つ高校サッカー界。高校サッカードットコムでは新シーズンに飛躍を見据える全国の強豪校を紹介する。
【vol.1市立船橋(神奈川)】
高校サッカー界きっての伝統校市立船橋。“イチフナ”の愛称で親しまれる名門は2014年、苦しいシーズンを過ごした。DF岩瀬剛、MF石田雅俊(ともに京都サンガF.C.入団)らを擁し激戦区千葉において夏冬2冠を達成。総体では通算8度目の全国優勝を果たした2013シーズンを経て千葉王座の防衛と、連覇を目指した今シーズンであったが無冠に終わった。
全国優勝を知る守護神、GK志村滉(ジュビロ磐田新加入)を最後方に据え3バックを起点に伝統的な堅守速攻をベースに挑んだ2014シーズン。総体では千葉県大会決勝で習志野に惜敗するも、2枚目の切符を掴んで全国出場。しかし連覇が期待されながら広島皆実を相手に2点差をひっくり返される大逆転負けであっさりと初戦で散った。それでも初参戦となったプレミアリーグEASTではチームトップの6ゴールを挙げたDF鵜澤恵太らの活躍が目立ち並み居る強豪の中で4位と健闘。全国総体での敗北から確実にレベルアップを遂げていよいよ選手権へと臨んだ。