それでも期待された全国では力不足を痛感する初戦敗退に終わった夏の東京王者は更なる成長と進化を期してシーズンの集大成、選手権へと挑んだ。1年間に渡って積み上げてきた経験値に加え、最大のライバルである國學院久我山、実践学園らとは異なるブロックに入ったこともあり、彼らの全国出場は強く現実味を帯びていたことは間違いない。
しかし、思わぬ落とし穴が待っていた。初戦で都立西を相手に7対0の大勝を収める盤石のスタートを切るも迎えた3回戦、迎えたのは都立三鷹中等教育学校。5月のリーグ戦対戦時には安藤丈のハットトリック、MF野本克啓のゴールで快勝している相手に勝利は有力視されていたが、前半に先制点を許すとその後は1点が遠い。怒涛の攻撃で都立三鷹中等教育学校ゴールに襲い掛かるも、無情にも試合終了を告げるホイッスルが鳴った。0対1の惜敗で金星を献上、駒澤大学高等学校の選手権が幕を閉じた。
選手権での敗退に加えて1年間を通して戦ったT1では首位を快走した実践学園を猛追するも、わずかに及ばず2年連続2位で終戦。喜びの一方で大きな悔しさも味わったシーズンとなった駒澤大学高等学校。迎える2015年シーズン、掲げるスローガン「自立・団結・信頼」を胸に、彼らは日本一を目指して戦う。
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