本格的な新チーム始動が目立つ高校サッカー界。高校サッカードットコムでは新シーズンに飛躍を見据える全国の強豪校を紹介する。
【vol.2駒澤大学高等学校(東京)】
初優勝を飾った歓喜の夏からおよそ半年、4年ぶりの全国選手権出場を期待された“駒高イレブン”はジャイアントキリングの餌食となった。
第92回選手権都大会決勝、國學院久我山の4発に沈んだ大敗からスタートした2014シーズン。全国を目標に掲げたチームの核となったのは伝統的なハイプレスを基盤とした堅守であった。DF須藤皓生らが形成する4バックにMF柳澤歩、MF鈴木隆作ら4枚の中盤が並ぶ。加えて東京屈指のポイントゲッター、T1得点王FW安藤丈が最前線に君臨する布陣は抜け目なく、築き上げてきた4-4-2の布陣の完成度の高さは総体予選で相手の脅威となった。予選決勝の成立学園戦では安定した守備から攻撃へとリズムを作り出すスタイルが見事にはまり2対1で勝利。確実に勝ち切る試合運びの巧さも光って東京を制した。