本格的な新チーム始動が目立つ高校サッカー界。高校サッカードットコムでは新シーズンに飛躍を見据える全国の強豪校を紹介する。

【vol.8國學院久我山(東京)】
 國學院久我山にとって迎える新シーズンは一つの分岐点となりそうだ。95年から外部コーチとして招聘され、07年から監督に就任すると、チームを常勝軍団に育て上げた名将、李済華監督の退任によって新シーズンの東京王者は“李イズム”の継承とさらなる進化が求められる。

 李監督ラストシーズンとなった2014年シーズンは、総体で早期敗退を喫すると、プリンスリーグ関東でも9位と低迷し降格。一昨年のMF渡辺夏彦、FW富樫佑太といった攻撃の大黒柱を欠いたチームは苦戦を強いられる結果に。それでも、守備に磨きをかけて活路を見出すと、選手権では2年連続東京を勝ち抜き全国でも16強進出を果たした。

【次のページ】 2015シーズン開幕特集「新シーズンに飛躍を期す強豪たち」vol.8國學院久我山(2)