本格的な新チーム始動が目立つ高校サッカー界。高校サッカードットコムでは新シーズンに飛躍を見据える全国の強豪校を紹介する。
【vol.14真岡(栃木)】
先日の新人戦決勝で激突した矢板中央、佐野日大の覇権争いに注目が集まる栃木で今シーズン、復権を目論むのは伝統校として名高い真岡。前述の2校を差し置いて県勢最多出場(総体9回、選手権11回)を果たしている強豪は、過去に選手権で1度(1952年)、総体でも2度(2006年、2013年)の計3度、全国4強入りを成し遂げている。
1927年の創部からこれまでチームに浸透する粘り強さや我慢強さを根底に、堅守速攻のスタイルを貫いてきた真岡は、2013年の監督交代を機に攻撃的サッカーへの移行を目指す。守備に重きを置く以前のリアクションサッカーからポゼッションを高め、サイド攻略を軸にリズムを生み出すパスサッカーへの変換を打ち出すと、1年目から全国4強進出という素晴らしい成績を収めることに成功した。