本格的な新チーム始動が目立つ高校サッカー界。高校サッカードットコムでは新シーズンに飛躍を見据える全国の強豪校を紹介する。
【vol.22京都橘(京都)】
通算2度目の選手権出場となった2012年シーズン、FW仙頭啓矢(現東洋大)、FW小屋松知哉(現名古屋グランパス)の強力2トップを擁して果たした準優勝を機に全国屈指の強豪へと登り詰めた京都橘。エースに成長した小屋松を中心にチームを作り上げた2013年は2年連続の国立となる4強、1年時からレギュラーを務め3年連続で全国出場となったFW中野克哉が率いた2014年のチームは8強まで進出した。
輝かしい実績を収めて挑む新シーズン、目標に悲願の日本一を掲げるチームで最注目はFW岩崎悠人。2015年シーズンの躍進の鍵はこの男が握っていると言いても過言ではないだろう。170cmと小柄ながらもスピードに乗ったドリブル突破から、試合を通して走り切る豊富な運動量まで自慢の走力はどれを取っても一級品。ポイントゲッターからチャンスメーカーまで幅広く攻撃の役割を担うセンス溢れるプレーヤーである。