本格的な新チーム始動が目立つ高校サッカー界。高校サッカードットコムでは新シーズンに飛躍を見据える全国の強豪校を紹介する。
【vol.24静岡学園(静岡)】
伝統校あるいは強豪校と謳われながらも近年の早期敗退により、サッカー王国静岡の低迷の象徴とまで揶揄された静岡学園。GK南雄太(当時1年、現横浜FC)の活躍で日本一に輝いた1995年、第74回選手権大会以来タイトルから遠ざかり苦戦が続いていたが、昨シーズンの選手権8強に名門復活の兆しを見た。
新人戦、総体共に優勝を逃し、迎えた昨冬の選手権。前評判は決して高くはなかったものの、藤枝明誠、藤枝東らを連破し4年ぶり11回目の選手権出場を決めた。そしてサッカー大国復権の期待を背負って4年ぶりに挑んだ本大会。従来の巧さが際立つ攻撃的サッカーに加え、守備のテコ入れも敢行した“静学”は新たなスタイルの元、全国で躍動を果たす。