対する都立東久留米総合は、4-4-2のシステムを組んで左右両サイドの攻防で優位に立ちたい。高いポジショニングが予想される相手の両ウイングのケアは必要不可欠だが、マイボール時には両サイドMF、SBの積極的な仕掛けが鍵を握りそう。1回戦東京実業戦での決勝ゴールはMF山川涼が左サイドをオーバーラップしたことで生まれた。サイドプレーヤーに限らず多くの選手が追い越す動きを繰り返すことで両サイドを攻略、さらにはゴールに繋げていきたいところだ。

 最後に、両チームの攻撃のキーマンとして2人を挙げる。國學院久我山ではFW澁谷雅也。昨冬選手権での活躍が記憶に新しいが、準決勝都立東久留米総合戦では決勝点を叩き出す活躍でまさに“ラッキーボーイ”となった。好相性の相手に再び自らのゴールで引導を渡したい。対する都立東久留米総合ではMF山川涼。ボランチの位置から積極的な攻撃参加が目立つチャンスメーカーは、1回戦に続く2戦連発でチームを勝利に導くことはできるのか。

 今季T1リーグで一度対戦済みの両者。その時は5対2、都立東久留米総合國學院久我山を大勝で下しているが、果たして今回の大一番、勝利の女神はどちらに微笑むのだろうか。

▽2015年高校サッカー総体(インターハイ)東京都大会日程・結果はこちら
高校サッカー総体(インターハイ)東京都大会