関東一FW冨山大輔(写真:選手名鑑より)

 激闘の選手権を終えて幕を閉じた2015年シーズン。高校サッカードットコムではここ東京において繰り広げられた熱戦をプレイバック。第2回目は関東高校サッカー大会東京都大会を振り返る。

【Vol.2 関東高校サッカー大会東京都大会】

  4月の開幕から1ヶ月間に渡って繰り広げられた関東高校サッカー大会東京都大会。全5試合を戦って20得点1失点と圧倒的な強さを見せた関東一が4年ぶりに東京王者に返り咲き、本大会出場権を獲得した。主将を務めるMF鈴木隼平を筆頭に、MF高橋快斗、MF浦川眞世、MF道願翼によって形成される中盤、さらには上下の関係性からチャンスを創出するFW岡崎仁太朗、FW冨山大輔らがそれぞれ大車輪の活躍。守ってはDF鈴木友也らが堅固な守備を形成し、大会を通じてわずか1失点とライバルを抑え込んだ。保善実践学園らを圧倒し勝ち上がったチームは決勝でも國學院久我山を撃破。冨山、鈴木隼の2ゴールで戴冠を果たした。この2015年シーズン初となるタイトル奪取が、のちの全国総体における躍進の布石となる。

 また、今大会4強には準優勝に輝いた國學院久我山をはじめ、実践学園日本学園が名を連ねた。都立東久留米総合らを退けてファイナルへと駒を進めた國學院久我山は接戦を立て続けに制し、他チームに地力の差を見せ付けた印象。FW小林和樹、MF宮原直央、DF野村京平といった2014年シーズンからの主力に加え、FW多嶋田雅史やMF三富嵩大ら新戦力の台頭も目を引いた。

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2015年 平成27年度 関東高校サッカー大会東京都大会