――ムードメーカーを紹介してくださいって聞いたら、みんな根岸君って言ってたよ！というわけで根岸君、今年はどんなチームですか？

根岸勇人（以下、根岸）：個人能力が高いっていうわけじゃないので、みんなでミスをケアしあって支え合って点を獲りに行く。頑張って走って、明るくて下向かなくて声をかけあえるチームです。

アツいムードメーカー・根岸勇人

――根岸君が声かけるの？

根岸：誰かがやるとは思うんですけど、そういうの待つんじゃなくて自分がやってます。

――ポジションは？

根岸：FWです。

――うん。それっぽいね！FWっぽいよ。いいねぇ。今年のチームの目標は？

根岸：県内ベスト8です。

――そこはきちんと統一されているんだね。監督さんってどんな人？

根岸：優しいです。オンとオフがはっきりしていて接しやすいです。

――埼玉平成ならではの練習って何かある？

根岸：色々終わった後に走るんですけど、ゴールラインからゴールエリア行って戻って、またゴールエリア行ってハーフライン行って戻って向こうのペナルティエリア行って戻って向こうのゴールエリア行って戻って一番奥のタッチライン行って…戻ってゴール。

――ちょっと待って何それ（笑）え、すごく走ってない？

根岸：ちなみにミニゲームをやって、1位のチームが一番手前で帰ってこられるんです。最後、ハーフラインでゴールして帰れる。2位はそこを越えたペナルティエリアです。

――何かもうすっごいな…練習普段キツいの？

根岸：そんなに追い込むものは無いんですけど、その分自分は部活終わった後、家で走るようにしています。

――やる気あるね！残り少ない高校生活でどういうことをしたい？

根岸：サッカー面ではやり抜くこと。メンバーに入れない人もいるし、たとえ最後の試合でもどんなときでも諦めないでいたいと思ってます。
それでやりきって部活を引退したら、落ち着いて生活したいと思います。

――落ち着いてって…（笑）なにかこれだけは言いたいってことある？

根岸：あります！どんな時でも、諦めないで努力してほしいです。
自分、半年前まではBチームだったんです。それでもずっと陰で練習とかをしていて。たぶん先生は見ていないと思うんですけど、練習が終わっても戻って学校で走ったりしてたんです。そうするとたまにAチームで出られることとかあったりするんです。そういう時に結果を残してここまでこれたんです。
努力していれば神様は見ている。何か起こる。自分がなにかアクションを起こさないと何も起こらないんです。

――これは今のBチームにいる子や他の高校生も勇気もらえるね。ありがとう！
しっかりとした考えを持った選手達が、青春を過ごしている。なんだかとても良い！こちらも胸が熱くなります！埼玉平成高校サッカー部の皆さん、ありがとうございました！

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