■千葉:流通経済大柏
①4年ぶり4回目
②全3試合7得点4失点
決勝:vs 市立船橋3対2
③優勝(07年度)
④大前元紀(清水エスパルス)、田口泰士(名古屋グランパスエイト)
大逆転勝利で市立船橋を下し4年ぶりの全国切符を獲得した。FC東京加入が内定しているDF小川諒也ら、個の力は激戦区千葉を制しただけあって全国屈指。高校年代最高峰の舞台、プレミアリーグでも健闘する実力校は優勝候補の一角として臨む今大会に7年ぶりの日本一を賭ける。
■東京A:國學院久我山
①2年連続6回目
②全4試合12得点無失点
決勝:vs実践学園2対0
③8強(08年度)
④田邉草民(FCサバデル)、三竿雄斗(湘南ベルマーレ)
東京の頂点に君臨する王者が前評判通りの勝ち上がりで2年連続の登場。大会を通じて無失点に抑えた伝統の堅守はさすがといったところで全国の強豪相手にも十分通用するだろう。豊富なタレントを擁し優勝候補に推されながらも初戦で涙をのんだ昨年の悔しさを晴らすべく挑む國學院久我山が、東京に久々の日本一をもたらすことを期待したい。
■東京B:都立三鷹中等教育学校
①7年ぶり2回目
②全5試合10得点3失点
決勝:堀越3対1
③8強(07年度)
④岡島清延(元浦和レッドダイヤモンズ)
都立高校として初の8強進出という快挙を成し遂げてから7年の時を経て都立三鷹中等教育学校が全国のピッチへ帰還。来年度からの中高一貫教育校への移行に伴って、今大会は現校名として臨む最後の選手権となるだけにイレブンは並々ならぬ強い想いを抱える。都大会では修徳ら全国常連校を連破し東京王者に輝いた“都立の星”が、持ち前の粘り強さで全国の強豪に勝負を挑む。
■神奈川:日大藤沢
①7年ぶり4回目
②全5試合14得点4失点
決勝:vs厚木北1対0
③8強(99年度)
④鈴木健仁(元べガルダ仙台)、内藤友康(福島ユナイテッドFC)
4連覇を目指した桐光学園をはじめ、向上、桐蔭学園ら実力校を次々に打ち破った日大藤沢が久々に選手権に帰ってくる。セット―プレーを得点源とするチームにおいて小野寺健也はCBながら6得点を挙げる大活躍で得点王に輝いた。激戦区として名高い神奈川を制したピンク色のユニフォームが全国を席巻する。
■山梨:山梨学院高等学校
①3年ぶり4回目
②全4試合21得点2失点
決勝:vs帝京第三1対0
③優勝(09年度)
④白崎凌兵(カターレ富山)、碓井鉄平(V・ファーレン長崎)
大型ストライカー加部未蘭をエースに据え、日本一に輝いてから5年。2度目の快挙を目指す山梨学院高等学校、戦力の充実が覗える今大会には大きな期待が寄せられる。開催県として並々ならぬ覚悟で臨んだ今夏の総体では東福岡に競り負け16強止まり。流した悔し涙を力に変えて日本一奪還を果たすことはできるのか。