続いて北信越ではプリンスリーグにおいて好調を維持する代表校に注目したい。リーグ戦11試合を終えて8勝1敗2分け(第11節終了時点)、現在2位につける星稜(石川)は4年連続24回目の出場。昨冬選手権で初優勝に沸いた全国屈指の強豪は、新チーム結成以降も持ち前の守りと試合巧者ぶりが光る。リーグ戦でリーグタイの最少失点数を誇れば、石川県予選でも5試合で2失点と堅実な守備がチームの勝利を支えた。また、主将を務めるMF阿部雅志は今大主役候補の一人。U-17日本代表に名を連ねる快速アタッカーは昨年から主力を担ったが、満を持して臨んだ全国選手権では準決勝以降スタメンを外れ、決勝戦にいたっては歓喜のピッチに立つことができなかった。悔しさは全国の舞台で晴らす。阿部にとって主将として挑む初全国の戦いに注目したい。

 また、2年ぶり6回目の出場となる新潟明訓(新潟)もプリンスリーグ北信越で現在3位と、好調を維持して全国を迎える。予選では、U-16日本代表の経歴を持つMF加藤潤らの活躍もあり、前回大会優勝校開志学園JSC帝京長岡らを退けた。過去最高位は2011年の8強。今大会はその先のまだ見ぬ景色を求め、一戦必勝を誓う。

東海・北信越

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