8月3日に開幕を迎える全国高校サッカー総体。高校サッカードットコムでは地域ごとに注目校を紹介!第2弾は【東海・北信越編】!
名門復活へ向け一段ずつ階段を上っている今チームが目指すは19年ぶりの日本一。選手権3度、総体では4度の日本一を経験した名門清水商の遺伝子を受け継ぐチームに懸かる期待は大きい。 四日市中央工(三重)は失意の1年を経て、3年ぶり28回目の全国総体出場を勝ち取った。過去選手権で1度、総体で2度の日本一に輝いた実績を持つ伝統校は昨シーズン、2年連続で総体出場を逃すと、6年連続31回の出場を誇った選手権でも決勝で苦杯を舐める結果に終わり、 7年ぶりに2大大会揃って全国の舞台に立つことを逃した。それでもリベンジとして位置づけた今季は、新人戦制覇に始まると三重総体でも難なく優勝。津工と対戦した決勝では、U-18日本代表FW小林颯のラストパスから、同じくU-18日本代表MF森島司が決勝点をマークする、まさに役者揃い踏みの快勝を収めた。迎える今大会初戦では和歌山北(和歌山)と対戦。31年ぶりの日本一へ、前述の有力選手の活躍と共に、三重王者の船出は必見だ。 その他、岡山哲也監督率いる中京大中京(愛知)は3年連続18回目の出場を果たし、東海学園(愛知)共に県勢初の日本一へ挑戦。さらには創造学園(長野)、岐阜工(岐阜)らも大舞台での快進撃を虎視眈々と狙っている。サッカー王国復権目指す静岡からは、清水桜が丘(静岡)が校名変更以来、3年目にして初の全国出場。昨年総体予選決勝では東海大翔洋に敗れるなど、過去2年は敗退が続いていたが、今大会は見事に戴冠。浜名、加藤学園、藤枝明誠らを連破し、迎えた浜松開誠館との決勝戦では1年生FW白井海斗のゴールで先制。さらに伝統の背番号8を背負うMF杉本隼が追加点を叩き込み勝利を掴んだ。振り返ると昨季のプリンスリーグ東海では終盤怒涛の追い上げを見せ初優勝。さらに今年の新人戦でも頂点に立った。