続いて昨冬選手権では全代表校が屈辱の初戦敗退。全国において、その取り巻く状況の厳しさが盛んに叫ばれる中、前評判を覆す躍進に期待の四国勢に注目したい。遡ること1992年宮崎大会、決勝で市立船橋(千葉)を下し初優勝に輝いた“阿波の古豪”こと徳島市立は、23年ぶりの栄冠を目指す。昨チームにおける主力の半数以上が残った今チーム、主将を務めるDF奥田雄大を中心とした守備から、ショートカウンターがチームの形。総体徳島県予選では川島、城北らを一蹴し、決勝戦でも鳴門を相手に5対1の快勝を収めた。また、連覇を狙うプリンスリーグ四国では、愛媛FC U-18に次ぐ2位(第8節終了時点)。首位との勝ち点差は4と、まだまだ優勝を狙える位置に付けるなど県内のみならず、四国ブロックで強さは健在。迎える本大会、まずは佐野日大(栃木)との初戦を突破し、快進撃に繋げていきたい。
また、その他四国勢は5年ぶり8回目出場の明徳義塾(高知)に加え、26年ぶり4回目の高松南(香川)、さらには34年ぶりの出場となる新田(愛媛)といった顔ぶれ。高松南、新田の2校は大番狂わせを演じるべく、久しぶりの全国ピッチに降り立つ。
中国・四国
- 米子北(鳥取県)8年連続11回目
- 立正大淞南(島根県)8年連続10回目
- 岡山学芸館(岡山県)3年ぶり2回目
- 広島皆実(広島県)2年連続13回目
- 山口鴻城(山口県)初出場
- 高松南(香川県)26年ぶり4回目
- 徳島市立(徳島県)2年連続14回目
- 新田(愛媛県)34年ぶり6回目
- 明徳義塾(高知県)5年ぶり8回目
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