全国高校サッカーインターハイはいよいよラウンド8の戦いへ。4強を懸けた準々決勝を展望する。
■【東福岡(福岡)vs履正社(大阪)】準々決勝屈指の好カード。王者東福岡に新鋭履正社が立ち向かう。 日本一に輝いた昨チームと比べ決して派手さはないものの堅実な勝ち上がりを披露している東福岡。予選等の戦いぶりからややチーム状態が心配されたが、初戦で四日市中央工(三重)との注目ゲームを逆転で制すと、日大藤沢(神奈川)との一戦を2対1の勝利で飾り8強入りを決めた。迎える準々決勝、ここまで攻守に存在感を発揮し、勝ち上がりの立役者となっている中盤の選手が鍵を握る。2戦連続ゴール中のMF三宅海斗、MF藤川虎太朗の2人が攻撃にアクセントを加えれば、中盤の底では舵取り役を担うMF鍬先祐弥が黒子に徹してチームを支える。その他、主将のMF中村健人やMF毎熊晟矢らが構成するトップレベルのMF陣に活躍を期待したいところだ。 対する履正社は2回戦流通経済大柏(千葉)戦での逆転勝利で完全に勢いに乗った印象。続く3回戦の星稜(石川)戦では最大のストロングポイントである3トップが威力を発揮し、3ゴールを奪う快勝を見せた。今大会3戦5ゴール、絶好調のFW牧野寛太を軸に準々決勝でも攻め勝つスタイルを貫き王者撃破を目指したい。 両チームは5月に行われたプレミリーグWEST第5節で一度対戦済み。その時は毎熊、鍬先のゴールで東福岡が2対0で勝利を収めたが、今大会は果たしてどのような結末が待ち構えているのか。▽東福岡チームデータ
“赤い彗星”東福岡(福岡)、史上7校目の連覇へ挑む!
▽履正社チームデータ
大阪第2代表の座を掴んだ履正社(大阪②)、MF牧野寛太ら注目選手を擁して11年ぶりの全国総体に挑む!
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