高校サッカードットコムが海外のサッカー事情に迫る“海外サッカージャーナル”。第3弾となる今回は地中海に浮かぶ国・マルタ共和国をピックアップ。ヨーロッパに属する小国ながら観光地としても名高く、様々な魅力が溢れるマルタを追った。

 -“地中海のへそ”と呼ばれる島国-
 地中海に浮かぶ小さな島国であるマルタ共和国はその立地から“地中海のへそ”と称される。日本との関わりは薄く、あまり馴染みのない国ではあるものの近年はリゾート地として注目度は上昇。穏やかな気候や良質な治安が人気の理由となっている。地中海気候であるマルタ共和国は5~11月の平均気温が15℃と1年を通して温暖であり、また降雨量が少ないため、夏冬問わず比較的薄着で過ごすことが十分可能な環境である。しかしながら、日本よりも乾燥しており、秋や冬にはアフリカ大陸から強風が吹くこともあるため、風対策は常に必要不可欠。またサマータイム導入国であるため、3月最終日曜日から10月最終日曜日までの日本との時差は7時間、その他の時期は8時間となっている。

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