写真:駒澤大学高等学校の大声援はチームの勝利を後押し

■Bブロック
【國學院久我山】
 いよいよ3連覇への挑戦が始まる。4試合連続完封勝利で一気に頂点まで登り詰めた昨チームに対して、今チームの浮沈を左右するのはやはり攻撃陣の出来か。前回大会をレギュラーとして経験したFW澁谷雅也を筆頭にMF名倉巧、さらにはFW多嶋田雅司らの出場が予想される前線のFW3枚、2列目の攻撃的ポジションは変幻自在な攻撃を担う最大のポイント。繋いでよし、仕掛けてよしと万能な攻撃陣が織り成すコンビネーションは期待大。強敵暁星高等学校を迎え撃つ初戦が今大会の今後を占う試金石となる。

【東京朝鮮中高級学校】
 旋風を巻き起こした総体予選から3ヶ月、初の全国出場を目指す東京朝鮮中高級学校は今大会も優勝候補の一角を担う。注目は先日、U-17W杯に出場する北朝鮮代表への選出が発表されたFWリャンヒョンジュ。チームの命運を掌握する今大会屈指のエースストライカーは来月開催のW杯を前に、勝利という置き土産を残せるか。

【帝京】
 古豪復権へ、カナリア軍団の船出は東海大菅生との対峙からスタートする。今季T1リーグでは9月15日現在、15試合を終えて6位と今ひとつではあるものの、ここ3試合負けなし。昨季準優勝校の実践学園と対戦した今月3日の第15節ではMF鈴木啓太郎らのゴールで3対0の快勝を収めるなど選手権初戦に向けた仕上がりは上々と言ったところか。胸に輝く9つの星がその並外れた実績を象徴する名門、6年ぶりの全国へ懸ける想いは強い。

【早稲田実業】
 “清宮ブーム”に沸いた野球部に負けじと、サッカー部も全国を目指す戦いに登場。3年ぶりの総体2次トーナメントで8強入り、加えて所属するT3リーグでは首位を走る今季の早稲田実業は迎える集大成で躍進を目指す。背番号「10」を背負うFW藤沢和也の左サイドは攻撃最大のストロングポイント。カットインからのシュートやチャンスメークは確実に相手の脅威として働くだろう。

 尚、高校サッカー選手権2次予選は約2ヶ月に及ぶ戦いを経てA、Bブロック共に11月14日に注目の決勝戦が予定されている。

▽二次予選の日程はこちら
2015年 第94回全国高校サッカー選手権東京二次予選

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