写真:U-18日本代表FW小川航基擁する桐光学園が激戦区・神奈川を制した

 その他、県予選決勝戦を前に、ジュビロ磐田入団が発表されたU-18日本代表FW小川航基擁する桐光学園(神奈川)は2年ぶりの神奈川県制覇市立東vs桐光学園決勝戦記事)。共にガンバ大阪入団が決まっているDF野田裕喜、FW一美和成のU-18日本代表コンビが君臨する大津(熊本)も2年ぶりの全国へ。県予選4試合で26得点を叩き出した攻撃力を武器に、前橋育英(群馬)と対戦する1回戦最注目カードに必勝を期す。

■開幕戦を引き当てた阪南大高(大阪)ら4チームが歓喜の初出場

 開幕戦で駒澤大学高等学校(東京)との対戦が決まった阪南大高(大阪)。今夏総体得点王FW牧野寛太を擁し3連覇を目指した履正社を筆頭に、大阪桐蔭金光大阪といった強豪ひしめく大阪予選を勝ち抜き、同校の歴史を塗り替えた。5試合を戦い1失点と安定感が際立った守備力を武器に全国の強豪へ立ち向かいたい。

 また、明秀日立(茨城)、山口鴻城(山口)、長崎南山(長崎)の2チームは夏冬連覇で初の選手権へ。長崎南山は、過去6度の選手権制覇を誇る国見や3年連続出場中であった長崎総科大附などライバル多き長崎で初戴冠。今夏総体予選決勝と同カードとなった決勝創成館戦では2対2で迎えたPK戦の末引導を渡した。県勢12年ぶりの全国制覇に期待が懸かる。

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2015年 第94回全国高校サッカー選手権