昨季決勝で涙を飲んだ前橋育英(群馬)は今大会に初優勝を狙う。鈴木徳馬(現筑波大)、渡邊凌磨(現インゴルシュタット)といった看板選手を擁した昨季を経て、今季はプリンスリーグ関東でゴールを量産したFW横澤航平、FW野口竜彦の2トップを軸にチームを作り上げてきた。加えて、FW陣を活かす中盤にも好プレーヤーが揃う。左右両翼を担うMF金子拓郎、MF佐藤誠司は突破力、そしてチャンスメーク力に長け、さらにMF尾ノ上幸生、MF大塚諒のダブルボランチは攻守に効いたプレーを披露。彼らが築き上げた組織力は全国屈指と言っても過言ではないだろう。

 まずは1回戦屈指の好カードとして注目を集める大津(熊本)との初戦にどう臨むのか、“上州の虎”が迎える船出は必見だ。

第94回高校サッカー選手権:前橋育英チームデータ

■年、回数:2年連続19回目
■選手権における最高成績:準優勝(2014年度)
■創部:1964年
■部員数:158名
■監督:山田耕介
■主なOB:細貝萌(ブルサスポル)、松田直樹(元松本山雅)
■予選結果
決勝:2-2(PK:10-9) vs 桐生第一
準決勝:1-0 vs 前橋商
準々決勝:8-1 vs 桐生
1回戦:4-1 vs 高崎

▽2015年高校サッカー選手権群馬大会結果
高校サッカー選手権群馬大会結果