着実にチーム力向上を図り、新潟明訓(新潟)は16年ぶりの選手権出場を勝ち取った。今季は2年ぶりの全国総体出場に始まり、プリンスリーグ北信越では星稜(石川)や富山第一(富山)ら並み居る強豪を抑えてプレミアリーグ参入戦出場権を獲得。集大成となる選手権でも5試合を戦い20得点2失点と安定した成績を残し新潟の頂点を極めた。

 総体時にはワントップを張っていた木村風輝をCBへ、さらには田辺大智をFWへとコンバートするなど試行錯誤を繰り返したチームは確実に強度が増した印象。U-16日本代表選出経験を持つ主将・MF加藤潤ら中心選手も健在で、全国に挑む体制は十分に整ったのではないか。

 目指すは初の全国制覇、新潟明訓の初戦は31日、フクダ電子アリーナにて那覇西(沖縄)と対戦する。

第94回高校サッカー選手権:新潟明訓チームデータ

■年、回数:16年ぶり6回目
■選手権における最高成績:1回戦(1964、72、73、95、99年度)
■創部:1948年
■部員数:79名
■監督:田中健二
■主なOB:石川慧(ベガルタ仙台)
■予選結果
決勝:3-2 vs 帝京長岡
準決勝:4-0 vs 北越
準々決勝:5-0 vs 新潟西
4回戦:5-0 vs 新潟工
3回戦:3-0 vs 新潟東

▽2015年高校サッカー選手権新潟大会結果
高校サッカー選手権新潟大会結果