並み居る強敵を退け5年ぶりの都制覇を飾った駒澤大学高等学校。4試合を戦い12得点1失点の成績を残した中で、着目すべきは準々決勝以降3試合連続完封勝利を収めた守備力。もともとハードワークを基盤とした伝統的な堅守に定評のあるチームは、「夏場から少しずつ成長、進化を遂げてきた。」と大野祥司監督が話すように、自慢の守備により一層の磨きをかけて優勝に結びつけた。
迎える本大会、浮沈のカギを握るのはFW深見侑生主将やFW野本克啓ら3年生の頑張り。CBでコンビを組むDF佐藤瑶大(2年)、DF西田直也(1年)をはじめ最終ラインを中心に1、2年生が多く名を連ねる今チームを前線から束ね牽引する彼らの活躍は必要不可欠である。
駒澤大学高等学校の初戦は30日、開幕戦にて阪南大高(大阪)と対戦する。振り返れば初出場を果たした2010年大会でも開幕戦を戦い、大津(熊本)を下して16強進出に繋げた。2度目の全国挑戦となる今大会、5年前同様の快進撃に期待が集まる。
第94回高校サッカー選手権:駒澤大学高等学校チームデータ
■年、回数:5年ぶり2回目
■選手権における最高成績:16強(2010年度)
■創部:1965年
■部員数:257名
■監督:大野祥司
■主なOB:園部晃久(浦和レッドダイヤモンズ)
■予選結果
決勝:2-0 vs 堀越
準決勝:1-0 vs 都立東久留米総合
準々決勝:5-0 vs 都立駒場
2回戦:4-1 vs 中大杉並
▽2015年高校サッカー選手権東京大会結果
高校サッカー選手権東京大会結果